吾輩の独り言

X太のサッカー生活を支える吾輩。
憂鬱なぼやきを並べ連ねる。

2段階目の崩壊(アジリティ後退問題)

幼い頃のアジリティには天性の光があった。

微速ではあるが、その能力は年々低下していき、

その進行は止まることはなかった。


身長の伸びが影響していると分かった。

あいかわらず背は低い方ではあるが、

1年に4センチぐらい伸び続けてきた。


縦横比とでも言うべきだろうか。

年々、細長くなっていく。

誰でも、多少は細長くなっていくが、その度合いが極端だった。

6年生になっても3年生の時の体重から1キロしか増えていない。


細長くなると、方向転換した時に上半身が横へ振れるので

おっとっと現象が起きるようになる。

普通の選手は、おっとっと現象を体幹で抑えて

素早い方向転換をするのだがx太には難しくなっていた。


柔軟、ストレッチを含めた体幹などの地味練が嫌いで、

やらずに来たことも影響したと思う。

x太は自分のプレースタイルを維持できなくなってしまった。



ちょうど一年前。

日差しの強い日だった。

隣接する都道府県のクラブチーム(チームJT仮称)と練習試合があった。


さらに過去へと遡ること半年。。。

チームバード(x太のチーム)はチームJTと対戦していた。

チャンスは数えるほどで身体能力の差を感じる試合内容でチームは完敗していた。


その試合を鮮明に覚えていたので同カードの試合を見れば

怪我明けの状態を判断しやすいと思い観戦にでかけてみたのだが。。。

これほどまでに重大な日になるとは考えていなかった。

その日、吾輩は現実をみることになる。


休んでいたとは言え半年足らず。

それなのに、チームメイトと2、3年分ぐらいの身体能力差がついていた。

縦のスピードもあったが際立ったのがアジリティだった。

強い衝撃を受けたのを覚えている。


そしてチームは。。

半年前に身体能力差で完敗した相手に、

逆に身体能力で圧倒していく。

5試合して5試合とも完封勝利だった。


こんな事が起こり得るのだろうか。

吾輩は目を疑わずにはいられなかった。

薬物でも使用しているのではないか。

結構な長期間にわたって真剣に疑ったほどだ。


もちろん、そんなことではないだろう。

もしそうなら親ぐるみという事になるだろうし、

1人、2人ならともかく、

多くの親が身体への副作用や人格形成への悪影響を無視して

アホなことをするとは考えにくいからだ。


今ではこう思っている。

半年間の休養で体幹を含む筋力が落ち、

その間に背が伸びてより細長くなった。

体幹、縦横比の度合いが悪い方へと大きく進行した。

だから相対的にみて、身体差が2、3年分に見えたのだと。


あの日、未来がどうなるのか分かった。

怪我前と同じような立ち位置には、逆立ちしても戻れないだろう。

サッカーへのモチベーションは、さらに悪化していくだろう。

吾輩にはそれがみえてしまった。

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