吾輩の独り言

X太のサッカー生活を支える吾輩。
憂鬱なぼやきを並べ連ねる。

3軍

吾輩の現役時代の一番良い時と比較しても、

X太は、既に10倍ぐらい上手いと思う。

もし当時、吾輩と同じ身体の大きさで

X太が存在していたら

太刀打ちできなかった自信がある。


しかし、サッカーは進歩し、進化している。
そんなX太も、スクールで3軍になってしまったそうだ。
まぁ。練習をしなくなったので理解できる。


X太の通う強豪地区のスクールは、

U23代表の矢嶋選手も通っていたそうだ。

先日ガーナ戦で2得点を決めた選手だ。
伝統的に上手いコが集まるし、
定期的にプロ選手を輩出している。
入会者の申し込みも多く、
いつもキャンセル待ちで溢れている。


3軍と言うことは、
『そろそろ辞めたらどうですか。

うちのスクールには、もっと上手いコに来て欲しいんてす。

X太より上手いコが沢山キャンセル待ちしているんですよ』
と肩叩きにあっている状況と言える。

厳しい通告を突き付けられているわけだ。


我が家でも、
このスクールを辞めるか否かが、
もっぱらの話題になっている。
このスクールを辞めると言うことは、

そこに通うコのレベルに着いていけない。

これを認めることだ。


小学生3年にして早くも

落ちこぼれとして脱落するのだ。


ゲーム、アニメ、マンガ、テレビ、
運動をまるでしない友達。
X太の周りは、ろくでもない環境だ。
公園に行くと言い出かけたと思えば、
青空の下でDSをしてあそんでいたりする。
家のパソコンの履歴には、
見覚えのないアニメやお笑いの履歴が沢山残っていたり。
時代がX太の大きな敵として
立ちはだかっている気がする。


もう少し時が流れた時に、
あの時もっと真面目にやっておけばと

後悔するのは目に見えている。


強制執行も、
イヤイヤ感が出ている。
泣きながら抵抗することもある。
そこまでして、やる必要もない。
断念する日も増えてきた。


5月に入って半月が過ぎたが、
だいたいこんな日常になっていたので、

昨日はX太と長い間話した。


俺はやる。
俺は努力もする。
だそうだ。


真偽のほどは、
わからんな。


今日の強制執行は、
心なしかやる気があった。
継続できれば、必ず復活する。
それがX太だ。


少し、経過観察してみたい。

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