吾輩の独り言

X太のサッカー生活を支える吾輩。
憂鬱なぼやきを並べ連ねる。

サッカー終焉の日

先週の金曜日から日曜日まで嫁と娘が家を空けた。


仲は良くないのかもしれんが、
それが原因という訳ではないのでご安心を。
家を空けた理由については、
私的なことなので理由を書くのは避けておく。


まぁ。そんなこんなで、
金曜日から日曜日まではX太と二人になった。


もしかするとこんな事は、
今までには無かったかもしれない。
家族4人だとX太と二人で話をすることができない。
特にサッカーの話をすると必ず嫁が割って入って邪魔をする。
そう言う意味では、面白い休みになった。


今までは、サッカーを続けたいならボールに触れて練習をしろっ!
こう言ってきたのだが。。。もうやめた。


嫌々、練習しても上手くはならないし、
サッカーの時間は大幅に縮小しよう。
そう強く決心した。


振り返ってみれば、
X太がサッカー選手になりたいっ!と言い出した。
もうその辺にしとけよ。
っと言いたくなるほど自主トレして頑張っていた。
だからこそ、吾輩も応援したのだ。


真冬の真っ暗闇の中、
早朝練習をしていたこともある。
一日や二日ではなく、毎日だ。
冷たく固く氷ついた土の上を、
淡々と白い息を吐きながらボールをさばくX太の姿は、
小さくも、幼くも、まるでライオンのように見えた。


あの頃は、この子は本当にいつか。。。
と思わせてくれる程だったのだが。
はかない幻であったようだ。


いつのまにか。
口だけになってしまい。
過去の練習の貯金でなんとかサッカーを続けているのだが、
スクールは時間と金の無駄になっている。


元気戦も予想を遥かに下回る出来で、
ほとんどボールに触れていなかった。
哀れと言う他には言葉が見つからなかった。


最早、本当にサッカーが上手い子達とは
かけ離れた選手に成り下がっている。
惰性は良くないので、そろそろ真実を見極めないといかん。


三段式トレーニング法と言うものがある。
自主トレをする。
その成果を合同練習(チームやスクール練習)で出す。
さらに、その成果を試合で出す。


吾輩もこれは正しいと思う。


全ては自主トレから始まる。
自主トレが極端に減ってしまったX太には、
もう明日のサッカーはない。


X太にはこう話した。
サッカーの練習なんか、もうしなくて良い。
しようとしている振りもしなくて良い。
サッカースクールの代わりに塾へ行け。
サッカーチームは、家の近くのチームへ移れっ。
学校の友達も沢山いて楽しいぞっ。
弱いチームだから練習しないお前の様な子にはちょうど良い。


X太は、吾輩の様子が今までとは違うことを察したようだ。
土曜日に久しぶりに自主トレをした。
親の顔色を見て練習しても、
全く意味がないのだが。。


これからは毎日必ずやると言う。
また口だけだなのだろうがな。。。。

それなら毎日やってくれって感じだ。
できるものならなっ!


とりあえずは、やらなくなる日まで、
サッカーの大幅の縮小は延期することにした。
まぁ。そんな話になった。

自主トレのルールはこうだ。
雨の日、試合日は免除。
それ以外の日には必ず自主トレをする。
休んだ場合には、即日サッカーを大幅に縮小する。


日は雨。
月は試合。
火は雨。
、、、と練習しないで良い日が続いたのだが、
ついに、その日は来た。


水曜日は雨のようで降っていなかった。


アラームが鳴る。
眠いのか布団に包まるX 太。
吾輩は、これでX太のサッカーは終わりだ。
そう思いながら寝ていた。


しかし、何を思ったのか、
事情を知っている嫁が動き出した。
X太を布団からタタキ起こして。
行ってこいっ!と。


結局、嫌々なX太を連れて自主トレへ出かけた。
嫌々やっても全く意味はないのだが、
吾輩もしかたなくつきあった。


どうせ近い将来、自主トレのルールを破るだろう。
今のX太には継続する力も高い意識もない。
今日を生き延びても時間の問題で、終焉を向かえる。


木曜日(今日)は雨だった。
一応、明日までは首が繋がっている。
まぁ。そんな状況だ。


振り返れば、
X太のサッカー史に立ち会えたのは楽しかった。
吾輩の息子にしては、センスと才能は高かったと思う。
我が子ながら息をのむ様な魅せるプレーを何度となくピッチに残した。
それには感謝の気持ちを素直に持っている。


ただ、いかんせん身長、体重、下半身の安定感、スピードなど
身体能力の面で、明らかに見劣りする部分が多過ぎた。


これらの欠点を、練習で埋めよう。技術で埋めよう。
そういう心構えと強い意志がX太には必要なのだが。
残念ながら口だけになってしまった。


気がかりなのはチームリベルタだ。
せっかく良いチームを探したのに退くのは欲しい気もする。
だが、自主トレをせず、スクールもやめれば、
X太の身体能力では、チームについていけなくなる。


親のひいき目でみて、一部分の技量にてアドバンテージがあったとしてもだ。
他のチームメイトの身体能力を合わせた総合力と比較した場合、
X太が戦力外選手へなって、お荷物となっていくことは明白である。


これはチームリベルタの選手達を至近距離で見ている吾輩の率直な感想である。


このブログの運命もX太のやる気に委ねられてしまった。
サッカーに神が居るならX太にやる気を授けて欲しいものだ。
まぁ。それも無理か。
何度もボールを忘れるようでは、
とっくに見放されているはずだ。
刻一刻と終焉の日は迫っている。


たまに訪ねてくれた方には
感謝の意を前もって述べておきたい。
終焉の日は明日かもしれないし、その次の日かもしれないのだが。
その終焉の日までは、またこの独り言を聞きにきて欲しい。


以上。


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