吾輩の独り言

X太のサッカー生活を支える吾輩。
憂鬱なぼやきを並べ連ねる。

X太とハーロック

X太とハーロックは、
幼稚園の頃から強豪地区のスクールで一緒だった。


ハーロックの方は、
X太のことなど眼中に無いだろうが、
X太の側にはライバル意識があったようだ。


1年生の最初のころだろうか。
X太は、ハーロックに言われたらしい。
「お前と組むと、負けるからやだ。」
X太は、かなり心の傷を負ったようだ。


この日以来、「ハーロックを倒す。」 
これを目標に頑張ってきたのだ。
昨年の左足の大怪我までは、
このままいけば、ひょっとしたら、ひょっとするかなぁ。
と感じさせる時がX太にもあったのだった。
が、それも今は、昔だ。
ハーロックとは大きな差が開いてしまった気がする。


ハーロックは、4月生まれだ。
狙い4月の可能性が高い。
狙い4月とは狙って4月に産み落とされた子のこと。
エッと思うかもしれないが、
案外と多かったりする。


スポーツ界では、日本の場合だと4月生まれが圧倒的に有利だ。


実際に調べてみたりしてみると。。。
Jリーグの選手の生まれ月の構成比はこんな感じだ。
4〜6月が35%
1〜3月が15%


早生まれは遅生まれと比較すると
倍以上も難しい競技をしている事になる。


ちなみに、X太は1〜3月の早生まれだ。
未計画に産み落とされた子というわけだ。


生まれる前から勝敗が決まっている。
サッカーとは、そんな戦いだったりもするのだ。
X太にも、そんな現実に気がつく日が来るだろう。


ただ、面白いデータもある。
2014年のワールドカップ日本代表は、23人中10名が1月〜3月の早生まれだった。
過去5大会でみると早生まれは増加傾向にあるそうだ。
遠藤、長谷部、今野、香川、内田、川島
当時のレギュラー組の半数以上が早生まれだった。


この二つの一見矛盾する情報を、都合良く解釈すると。。。
小学生時代など。早生まれと遅生まれの差が出やすい時期に
早生まれの子は、勝てないサッカーが面白くなくなるのだろう。
辞めたり、真剣に取り組まなくなってしまう。
これにより、早生まれは底辺から脱落していくのだ。


ところが、この小学生時代の差が出やすい時期を、
遅生まれ組と肩を並べて乗り越えることができれば、
逆に早生まれはメリットとなる。
自分より先に生まれた子としか練習をしてこなかった早生まれ。
自分より後に生まれた子としか練習をしてこなかった遅生まれ。
どっちが強いか。
そういう話になってくる。


小学生時代を生き残った早生まれは、
その後に価値を持つのだ。


この都合の良い解釈が正しければ、
いずれX太は、ハーロックを倒すだろう。
イヒッ!

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