祖母
吾輩の父と母が、
先日金婚式を迎えた。
その何日か前に、
父方の祖母が危ない。
と言う情報が流れてきた。
お見舞いを予定していたが、
もしもの場合に、
金婚式の祝いの席が持てなくなると思い。
急遽変更して、個室をとって鰻を食べに出かけた。
もちろんX太もだ。
いっちょ前に、一人前を喰らう。
無論、吾輩のおごりなので、高くついた。
思い出すと、
吾輩が幼稚園のころ、
運動会の最中に、急に連れ出された。
急いで病院についた時には
母方の祖父は既に亡くなられていた。
父方の祖父は吾輩が22、3の頃。
母方の祖母が36、7の頃だった。
最後に残ったのが父方の祖母と言う訳だ。
祖母は、紫色に髪を染め、
えっ。それ振り袖?
と思うほど派手な着物を着こなす。
なかなかオモロイばあちゃんだった。
金婚式で、
お見舞いが流れてしまった後、
なかなか予定が合わずに、
行けていなかった。
今週末の日曜日は、
予定もなく、
そろそろと思っていたのだが。
昨日、他界されたそうだ。
人生の最後に、
その一生を振り返ったのだろうか。
ご冥福をお祈りしたい。
X太のサッカー人生。
終わる前に振り返らなきゃいかん。
そう思う今日この頃だ。