吾輩の独り言

X太のサッカー生活を支える吾輩。
憂鬱なぼやきを並べ連ねる。

プレス

X太の所属するチームリベルタ《仮称》の試合は、

大抵が8人制で行われる。


一方、スクールでは多くて4人。

大抵は3人制でゲームや練習をする。


もちろん3人制も、8人制も、

同じ玉を蹴ってするので大差はない。

ただ、少人数制で身についた判断が、

多人数制で悪さをすることはある。


この前の元気《対戦相手仮称》との試合で、

リベルタにはこれが出た。


3人制で、相手チームがボールを持っている場合に

ディフェンス側の取り得る手段はあまりない。


自チームの1人が相手チームのボールホルダーへプレスにいくと。。。

自チームの残りの2人は、それぞれ相手チームの残りの2人をマークしつつ、

プレスにいった選手のカバーを意識したポジションをとる。

つまり、3人制では2人以上の人数をかけて

相手チームのボールホルダーへプレスをかけにはいかない。


3人制の場合には、

自チームの2人以上の選手が、

相手チームの1人にプレスをかけた場合、

相手選手の別の1人が必ずフリーになる。

また、自チームの選手がプレスに行った後にできたスペースが、

自チームにとって致命的なスペースになる。

フリーにさせた相手選手に、

その致命的なスペースを使われると厳しい展開が予想できる。


2人同時に一気にプレスへいって、

相手選手の判断やコントロールのミスを誘発すれば勝てないことはない。

がしかし、相手選手のミスがなければ負けてしまう状態になったのである。


勝つかもしれないが、負けるかもしれない状態をつくるより、

負けない状態を維持し続けて、その中で勝機を狙うのが

サッカーに限らず一般的な勝負ごとの思考方法になる。

これが100戦100勝の判断法になる。


すなわち3人制を採るスクールでは

2人同時にプレスにいくのはNG。

こう指導している。


正しい指導だとも思うし、

しっかり学べっ!とも思う。


しかし8人制や11人制で、

この考えをそのまま持ち込むのは危険。

多人数制では、

局所的に3人対4人になったり、

2人対4人になったりする。

数的有利、不利が必ずおこる。


スクールのコーチも2対4の局面では、

2人でプレスにいくなっ。

とは言わないはず。

そういう状況の練習メニューがないだけなのだ。


しかし、8人制や11人制では

そういう状況は必ずおこる。


《コンパクトなディフェンス、幅をもったオフェンス。》

一般的な組織の最大公約数を

言葉にするとこんな感じだろうか。


ディフェンス側が数的優位に立つのは

この最大公約数からみても普通のこと。


やはりと言えば、やはりなのだが、

チーム元気は複数人プレスが

徹底されていた。


リベルタの選手はX太も含めて、

なんのために、そこまで走ったんだ!

と言う選手が散見された。

こころなしか、スクールへ通うコが多かった。


残念な感じではあった。

挙句に熱中症をアピールする奴が誕生したのである。


やはり吾輩は、スペースベースディフェンスだと思う。

これは吾輩の造語なので、

初めての方は分からないと思う。

チーム元気のディフェンスも、

スペースベースディフェンスに近かった。


この吾輩の造語、詳しく知りたい方は、

2月くらいに書いたディフェンス論をご参照。

ではまた。

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